教官怖い

大学院進学と研究室選びについて振り返ると,どうしても自己弁護とか感傷的なものが出てきて思考がループする.10日のエントリでも結構吐いたつもりだが,大して解消されてない.思考の中に感情が混じるとどんどん個人的な話になってしまうので,自分に引き付けたワガママを先に吐き出してみる.

コーチが欲しかったんですけど

配属説明会でも「研究の仕方を勉強すると思え」と言われたのだし,自分は4年では「研究の仕方」を勉強しているのだ,と思っていた.指導教官はコーチだと思うじゃん.今思うに,あれはコーチじゃなくて対戦相手だ.しかも自分と釣り合わない強さの.毎週KOされながら,鍛えられては行くだろうけど…リングと対戦相手は用意するから弱点の発見とか練習法とかはコーチなしでやれ.1年じゃ無理です.
「今週はいい結果が出ませんでした」に対して「来週は出してね」で終わるのは泣ける.「とにかく結果」の状態で周りを見る余裕もなし.ずっと結果が出ないなら「目的見直した?」とか「論文探した?」くらい言ってもいいじゃない.与えたテーマに疑問は持つなってことか?それでしばらく経ったら「そこはその辺にして次行って」って,じゃあ今までの作業は重要じゃなかったのか?論文づくりじゃなくて部品作りをさせられてる気がした.

アカハラじゃないの

「卒研は半年で終わることをやって,修士になったら考えよう」まではいい.「君の興味については専門じゃないから」って,他の卒研生は論文投稿するとかの話をしてるのに,自分のテーマでは(院生に対しても)そんな話出てこないんですけど.「専門じゃないテーマ」を避けて,「力入れてないテーマ」に入ったわけですか僕は?ひどいよ.
そんで修士になったら「自力で組み立ててね.研究として成立することを見せたらやっていいよ.でも3年かかる覚悟はある?」って,脅しですか?そういうリスクを求めるなら,なんかしらのリターンでバランスを取るものでは?それで今のテーマは保留したらダメと.実際プラン持って行ったら手加減ないし.ほんとにこのテーマやってもよかったの?

で,やっぱり怖い

もし今,教官と面談することになったら,すごい萎縮してうつむき加減な状態か.もしくは反動で感情的に,喧嘩腰になるか.落ち着いて話せる状況が想像できない.教官=恐怖のモデルが頭の中に出来上がって今も解消されてない.
嫌いではない.1年と少しの研究室生活で身についたことも実際にあるし,指導の態度が(おそらく)嘘やその場の気分ではなかったおかげで,逃げ出すという結果にせよ行動は起こすことができた.嫌いじゃなく,単純に怖い.今でも怖いです.